ポンサトーン研究室

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東京農工大学スマートモビリティ研究拠点

個別適合運転支援(JST-CREST)(2005-2010)

JST戦略的創造研究推進事業(CREST)
安心・安全のための移動体センシング技術(2005-2010年度)

本プロジェクトでは生活・人と物の流れ・自動車分野において、1) 自動車・家電などの機械の稼動や利用者の行動などのふるまい情報を計測・蓄積し、その特徴やくせを抽出する統合センシング技術、2) この情報に基づいて個別適合したサービスを可能とする技術を確立した。これにより、個性をもつ個人や個別状況に対応した、きめ細かな安全・安心サービスを実現できるようになった。東京農工大学では、自動車分野における個別適合運転支援システムの開発を担当する。

盛んに研究開発が進められている運転支援システムでは、ドライバが一つの制御器として道路・人間・自動車の閉ループに含まれるため、情報提示、警告、操作の支援等をいつ、どのように行えばドライバの受容性が高く、また、ドライバの通常の運転行動に対して妨害にならないかの検討が重要となる。その一つの打開策として、ドライバ個人の過去の実路走行データを学習し、それらを利用した個別適合型運転支援システムの考え方がある。

本研究では、従来のドライブレコーダーの機能を拡張しリアルワールドでのドライバの運転行動や走行環境の常時センシングを行う。一定の走行場面において、蓄積された大量のデータからデータマイニング技術により個人のドライバの認知・判断・操作の特徴を抽出し、通常の運転状態から逸脱した危険状態を予知するアルゴリズムを開発する。その結果を利用して、警告あるいは操作介入といった運転支援に結びつけることを目的としている。

本研究は 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST) 「安心・安全のための移動体センシング技術」のProjectに基づき、「自動車分野における移動体センシングの研究 」を担当実施した。委託元のJSTのご支援・ご協力に感謝致します。

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